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コラム 2 シンガポ-ル見本市

コラム シンガポ-ルの見本市 私の海外経験談

1984年静岡県家具組合から有志が何社か集まりシンガポ-ルで家具の展示会を開催し
展示会に参加しました。

世界の物流がシンガポ-ルに集まり,シンガポ-ルはハブと言われたからでした。
ジェトロを通じて現地のアテンドを雇用し出展しました。 アテンドの女の子が仕事をサボっているので
上司はどの様にするのか見ていると上司でなく同僚が皆でサボった子に注意をし皆でその子をサポ-ト
していました。
日本ではこのような事は考えられません。日本の会社では、やる気がないなら辞めて
言いと言われます。

各社はビジネスチャンスを願いましたがそれ程甘くはありませんでした。
出展した各社の商品は最終的には一般消費者に売り 残った商品は現地の商社に委託する事にしました。
この見本市で買い付けにくる海外のバイヤ-の数は少数でした。 やはり商品を売り込みたい国へ行き
その国で見本市に参加しバイヤ-を探すのが一番なのですが上手く行きませんがやらないよりはやって
見る事です。

確かにシンガポ-ルはハブと言われた国かも知れませんが、結果見本市をやって見て解りました。

シンガポ-ルはその時期調度雨季でした 日本と違い日中の温度が高いので一般のお客さんは
夜夕涼みを兼ねて家族連れで家具を買いに来ました。 現在は缶ジュ-スの時代ですがその頃
シンガポ-ルではジュ-スをビニ-ルの袋に入れストロ-を差し込んだ袋を持っていました。
金ぎょすくいの時持つビニ-ル袋の様でした。その袋を最初に見た時は何を持ち歩いて
いるのかと思いました。 


英語が上手に話せたら 
 

              
言葉は広東語中国語 英語です。ゼスチャ-を交えながらの商品説明です。
シンガポ-ルでは各国の外国人が暮らしている関係で幼児から英語の.教育が 始まります。
幼児でも外国人の私と話す時は英語です。
両親との会話は広東語 見事に切り替えて言葉を話します。 私は英語を話すのに苦労
しているのに会話がとても上手でびっくりしました。日本人の英語教育もこんな風に
喋れたら、外国人とのコミニュケ-ションが取れて何倍も楽しく過ごす事が
出来るでしょう。

 日本では体験できない事

この見本市で一番ビックリしたのは紙幣の大きさでした。例えば日本の一万円札が日本では
高額で一番大きい紙幣ですが、シンガポ-ルの高額紙幣は日本の紙幣の倍近い大きさでした。

この紙幣を見たときはとてもビックリしました。この紙幣は本物?
もしかして騙されているかも?
銀行でチェンジするまでは半信半疑でした。        

ご一緒した方達からはどうして社長の主人が見本市に出席しなくて 奥さんのあんたがと
言われました。
まだまだ男性社会 
女性は重要な仕事は任せて貰えない時代でした。人手のいない個人会社
では何でも手伝わなければ 子供が気になるから行くのがいやだ等とはいえません。
贅沢は言えないお前が行ってくれと言われると手伝うしかないのです。
その頃の私は子育て中で下の子が少学1年生でした。
男性の中に女性は私一人でとても心細く小学校に入学した子供の事がとても気になり頭から
離れませんでした。
シンガポ-ルから我が家に国際電話をした時娘からお母さんの声を聞き涙が止まりませんでした。
そんな中で一緒に展示会をした皆さんのご協力のお影で無事展示会を終了する事が出来ました。


 帰国の日皆でホテルのインド料理レストランで食事をする事になりオ-ダ-をしました。

所が待っていても中々注文の料理が出てきません。.帰国の集合時間は迫るし 荷物のス-ツケ-スは
部屋に置いてあります気が気では皆待っていられません。仕方がないので一人がテ-ブルで待ち他の人は部屋に荷物を取りに行きチェックアウトまで済ませて戻って来てもまだ料理はテーブルに運ばれて
来ませんでした。
催促して要約食べる事ができほっとしましたが、のんびりしていて注文から食べるまで1時間半以上は
日本ではとても考えられません。   

 レデ-ファストという事にも慣れていませんでした。

ホテルをチェックアウトするのでス-ツケ-スを部屋から運び出そうとしていた所外国の男性が私の
ス-ツケ-スを持って行ってくれると近づいてきました。断る間もなくエレベ-タ-に乗りロビ-の方に私は泥棒かなと思い鞄の後を走って行きました。泥棒ではなく 女性には親切にしてくれただけなのでした。私は有難うしか言えませんでしたがレデ-ファストの初体験でした。
今思い出すとホテルを走る姿を想像しとても恥ずかしく思います。


その見本市のアテンドをしてくれた現地の人と文通をし数年後再度シンガポ-ルに従業員の
人達と行きました

家具の展示会中はホテルと会場の往復で観光が出来ませんでしたが その友人の案内で色々見学
しました。
南国の花が咲きとても綺麗なt所です。シンガポ-ルではごみを捨て それが発覚すると罰金を払わなくてはならないのです。ですから日本の様にごみが落ちていないのです。
日本も見習うと綺麗になると思います。

其の後文通していた彼女も結婚しご無沙汰をしていますが最近のシンガポ-ルも変わったと思います。
この頃は見本市出席が精一杯で写真を撮る余裕もなかったです。

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