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コラム 1 私の海外経験談

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1983年今から39年前 スマホが無い時代インタ-ネットがまだ使われていない時の話です。
今は亡き主人がお前米国西海岸家具の流通市場セミナ-に参加してみないかと言いました。
どうして私が 経営者の自分が行かないのかと思いました。
主人の夢は自分の作った家具を海外に輸出する事でした。
この2年くらい前に米国 ヨ-ロッパと家具の視察に行きましたが海外の家具は日本に輸入
されて居ても日本の家具は輸出されていない事に疑問を持っていました。
主人の仕事を手伝っている私に女性の目で見てきて欲しいと言い 又自分と違う意見を聞きたい
と言う事からこの視察旅行が決まりました。

その様な事から私の初めての海外旅行は米国西海岸でした。観光旅行ならとても嬉しい事ですが
この視察旅行には主人の夢が掛かっていました。
入国審査等は旅行会社の人にお任せでしたが 主人は次からは一人で行ける様に旅行会社の人が
どの様にするか 覚えて置くように言うのでした。

飛行機に長時間乗るのは初めての事 外国に行く事は始めてですからそんな事言われても困る
出発日前から留守中の子供の事が心配で頭の中から離れませんでした。成田空港へのアクセスは
主人が調べ子供のお使いの様に私にメモを渡し交通の乗り継ぎに念を押しました。

当日成田に着いて旅行会社の集合場所に行くと総勢10名男性の中に女性は私だけでした。
成田を夕方離陸し約9-10時間のフライトでアメリカに到着です。時差の関係で同日の午前中米国に
到着するので機内食が済み畿内が暗くなる頃眠らないと一晩徹夜した状態だから眠る様にと添乗員が
言いますが狭い畿内と初めての海外力に中々眠られませんでした。

無事ロスアンゼルスに到着し一番驚いたのは空港内を走る大型バスを女性が運転していた事でした。
このバスは空港が広い為各社のタ-ミナルを移動する為であり 一周するのに30分掛かると
聞いています。
今でこそ日本でも大型車に女性が乗るのは珍しい事ではないがその時は新鮮でした。
旅行会社のバスで空港からホテルに向かう高速道路は無料で5-6車線で想像以上で驚きました。
話には聞いていたが見ると矢張りこの国は大きいと実感しました。」

ホテルにチェックイン後は家具店への視察が始まり大型店を訪問した際店長を紹介しますと言われて
出て来たのは若い20代の女性で又びっくりでした。色々な分野で女性が活躍しています。
その人の能力があれば性別は問わない国なのだと その当時は日本では考えられない事でした。

セミナ-では色々な事教えていただきました。

その当時セミナ-では今後家具に限らず店舗は郊外に移り大きな駐車場が必要になり問屋が無くなり
小売店が直接商品を製造業者に発注する様になると言っていました。

次の小売店を視察する時に機内で眠られない為にとても眠かったです。ビバリーヒルズの高級住宅街を
車窓から眺めても もう眠いここで眠るのは高い視察代を支払い視察に来た意味が無い意地でも
眠れないと思った。

半日自由行動がありました。私は静岡県家具貿易振興会を通じてロスギフト見本市に家具を出品
していた為振興会事務局の人と会う約束をしていました。家具だけを2点清水から送り商談は
事務局の人に任せてありとても気になっていました。見本市期間中は結果は出ないので家具を
預けて様子を見る事にしました。

次の日は飛行機でサンフランシスコに移動です。

サンフランシスコは坂の多い町 タクシ-に乗る機会がありそれが想像以上に怖かったです。
坂の勾配がきついので登坂で止ると前が診えない 下り坂で止っても一気に走りそうで大げさかも
しれないがジェットコ-スタ-見たいで心臓に悪いです。その坂道に駐車してある車があり又
びっくりです。

サンフランシスコは倉庫型店舗 コンクリ-と剝き出し 電気の配線が見える店舗も見学した。
商品のレイアウトは各部屋をイメ-ジしてその当時日本にはない発想でした。
今では日本も倉庫型店舗を見かけますが矢張り広い米国スケ-ルが違います。
主人の希望で家具のカタログ価格表を用意して興味のありそうな家具商に渡してきましたが
そんなに簡単には行くとは思いません。
主人がお前米国に行ってみないかと言った気持ちがアメリカに来て解った様な気がしました。
米国は努力すれば認めて貰えるアメリカンドリ-ムなのです。

振り返って見てこの時のセミナ-参加して未来の商売の仕方を教えてくれたのですが
その当時の日本では考えられない事ばかりでした。
先を読むと言う事ですが 英語が上手く話せないと聞きたい事も上手く伝えらえない
何を言っているかが解らない 英語が話せたら何倍も楽しくなる もっと頑張らなくては思った。

2022年

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